BCP 策定や維持・更新、事業継続を実現するための予算・資源の確保、事前対策の実施、取組を浸透させるための教育・訓練の実施、点検、継続的な改善などを行う平常時からのマネジメント活動は、事業継続マネジメント(Business Continuity Management、BCM)と呼ばれ、経営レベルの戦略的活動として位置付けられるものです。(内閣府 事業継続ガイドライン 令和5年3月 )

 BCMに限らず、防災、海外安全、危機管理体制の構築は、計画を策定して終わり、あるいは演習を実施して終わり、といったものではではなく、PDCAサイクルのような継続的、体系的な取り組みが大切です。リスクを含めた経営を取り巻く外的環境や組織の内部環境も日々変化するといえるでしょう。変化を先取りし、対応するためにも継続的にサイクルを回していく必要があります。

 弊社は、上記の観点から、計画策定・見直し、教育・訓練、アセスメントなどの各種サービスを提供しています。

事業継続マネジメント(BCM)体制構築、危機管理等体制構築の基本サイクル例

1

事業継続計画(BCP)策定/危機管理計画の策定

・リスク評価などに基づき対処手段を考えます。

・対処手段を一朝一夕で確立できない場合(代替サプライヤーの選定、代替オフィスの設置、大型発電機・燃料タンクの設置等)は、確立、整備するための計画(担当部署、担当者、いつまで など)を作ります。

2

研修・訓練・演習

・研修や訓練などで計画の周知を図り、理解を深めます。

・図上演習などにより計画を円滑に運用できるようにレベルを上げます。また、実戦に即した演習を行うことにより、計画などの改善点も明らかにすることができます。

3

BCM体制、危機管理体制のモニタリング、アセスメント、そして更新・改善

・計画を策定して、訓練を行えばそれで終わり、ではありません。

・計画や訓練が初めから100%の完成度があることは稀ですし、外的環境も常に経年変化するため、モニタリングやアセスメントをする必要があります。

・そしてモニタリングやアセスメントの結果に基づいて更新・改善することが大切です。

4

1~3のサイクルで!

事業継続マネジメント(BCM)体制構築、危機管理体制を良好な状態で維持するためには上記1. 計画策定,2. 研修・訓練・演習,3. 更新・改善 をシステマティックに回していくことが必要です。

・1,2,3それぞれ連携させて、よりよい体制を構築していきましょう。