【危機管理・海外安全 ニュース・コメント】外務省、イラン全土からの退避を勧告
危機管理:6月17日、日本国外務省はイラン全土の危険情報をレベル4(退避勧告)に引き上げました。
以下、外務省海外全情報からの引用です。
「●6月13日(現地時間)、イスラエルによるイランに対する攻撃が行われ、同14日以降、イランとイスラエルの双方が攻撃を続け、双方に死傷者が発生しています。
●このような状況を受け、イラン全土の危険情報がレベル4(退避勧告)となりますので、イランへの渡航はどのような目的であれ止めてください。既に滞在中の方は、自らの安全確保に努めつつ、安全に出国可能と判断される場合は速やかに国外に退避してください。やむを得ず滞在する場合には、複数の情報源から最新の情報を入手するなど特別な注意を払うとともに、十分な安全対策を講じてください。
●出国については、在イラン日本国大使館と緊密に連絡を取るようにしてください。」
コメント:
・政府が邦人退避のために、政府専用機の運用や陸路での退避を検討している旨の報道もあります。
・やむを得ず現地に留まらなければならない場合もあるかもしれませんが、安全上、退避勧告が発出される前、少なくともレベル3(渡航中止勧告)などの段階で出国するのがベターでしょう。
・自力で空路で出国する際においても、レベル3(渡航中止勧告)では商用機の予約が困難になる場合があります。安全な周辺国への移動も選択肢として、早め早めの行動に心がけましょう。(了)