【防災ニュース&コメント】南海トラフ巨大地震 九州知事会、熊本に対策本部設置
ニュース:
・5月28日、九州・沖縄、山口の9県からなる九州地方知事会において南海トラフ巨大地震の際、知事会の対策本部を、九州のなかでも比較的被害が少ないとされる熊本県に設置して広域で支援にあたることを決定しました。
・これまでは、災害時に広域で支援にあたる場合、知事会の会長を務める県に対策本部を置いてきたそうです。
・また、今年10月をめどに9県が参加する南海トラフ地震を想定した広域支援の訓練が行われる予定とのことです。
弊社コメント:
・広域にわたり甚大な被害が想定される南海トラフ巨大地震においては、県の垣根をこえた広域の活動が非常に重要です。
・災害時、特に大きな権限を有する県知事が、指揮を執りやすい場所において広域にわたる協力を促進する体制を構築したことは非常に意義のあることだと思料します。
・熊本には平素から九州・沖縄地方の陸上自衛隊を統括する西部方面総監部が所在します。災害時県と自衛隊との連携は非常に重要ですが、一層の連携向上も期待されるところです。