【海外安全ニュース&コメント】日本国外務省からの中華人民共和国重慶市にかかる注意喚起

ニュース:

 日本国外務省海外安全ホームページにおいて、6月5日のいわゆる「重慶大爆撃の日」を迎えるにあたり邦人等に対し注意喚起がなされています。以下抜粋です。

●重慶市では、防空サイレンの吹鳴試験が行われ、関連施設で記念活動が行われます。トラブルに巻き込まれないように安全確保に注意してください。

●外出時の主な注意事項としては以下の点にご留意ください。
-現地の習慣を尊重し、現地の方と接する際には言動や態度に注意する。
-日本人であることを明らかにするような行動(服装、日本語の使用)は極力避ける。
-日中間の歴史にかかわる施設や多数の人間が集まる場所には不必要に近づかない。
-周囲の状況に注意を払い、少しでも不審に感じた場合は速やかにその場を離れる。
-身の危険を感じるなど急を要する場合は、躊躇することなく公安に通報する。

コメント:

・上記注意事項に「躊躇することなく公安に通報する。」とありますが、中華人民共和国では一言で「公安」といっても色々な公安がおられます。いわゆる反スパイ法を根拠として邦人が公安に拘束された事例もありますが、2023年の改正によりスパイ行為を通報することを奨励する規定も加えられました。このような日には反日感情が高まる可能性があります。不当に通報されることにないよう、疑われるような行動は避けましょう。(了)